最近、住宅の屋根にソーラーパネルを載せている家が多くなりました。これは太陽光モジュールと呼ばれるもので太陽の光を浴びることで、電気を発電する装置です。電気を貯めたり、お湯を沸かしたりはできません。

パネルの大きさはおおよそ1.5㎡（1畳は1.65㎡）の大きさで280Wほどの電気を発電します。発電された電気は直流ですので、家庭で使用するには交流に変換しなければなりません。直流→交流に変換する機器がパワーコンディショナ（パワコン）です。ですから屋根に太陽光パネルをある程度設置すれば、ご家庭で使う電気の大半を賄うことができます。ただし、雨や曇りの日は発電量が少なくなりますし夜間は発電しません。

では、どうしているかと言うと、電力会社と売買電の契約を行うことでうまく生活を送ることが出来る仕組みになっています。

このイラストを見て頂くとお分かりのように、発電した電気はパワコンを通し家庭で使うことの出来る交流に変換されます。その電気はまず家庭内で消費され余った電気は電力会社に売電されます。一方、雨などで発電量が少なく消費電力に満たない場合や、夜間など発電していない場合は、電力会社から買電します。この時にべつだん操作する必要はなく、自動的に売買電が行われる為、設置された方は何も意識せずに、普通に電気が使える仕組みになっています。

震災などで、停電が起こった際には日中に限りますが、約15Aの電力（携帯の充電、パソコンの電源、ラジオの電源などに使えます）を使用できると言うのは大きな安心となる為、いざと言うときの為に設置をする方も見えます。

売電の制度は、設置容量が10kW未満のシステムと10kW以上のシステムで制度内容に違いがあります。太陽光発電協会「JPEA」の資料より2015年度の新築住宅への太陽光設置容量の全国平均は4.3kWと言うことからもお分かりの通り、住宅用の多くは10kW未満であり、前に書いた通り家庭で使って余った電力を売る「余剰電力売電」となります。ここで特徴的なのは、売電単価が買電単価よりも低く設定されていると言うことと、電力会社との売電契約が10年間（売電単価変更なし）という事です。

住宅用のシステムの設置には100万円以上の費用がかかるケースが大半で、普及がなかなか進みませんでしたが、国が自然エネルギーを促進させるという考え方から、この様な制度が導入されました。通常の電気契約であれば、中部電力様の買電価格は約1kW／25円（2021年11月現在）ですので、売電価格よりも8円高いこととなります。

オール電化（スマートライフプラン）の場合は昼間の電気代が1kW／38.71円となっており、こちらは売電価格よりも21.71円も高いこととなります。太陽光をつけると電力会社から昼間の電気を節約できるため、電気代金の削減にもなります。また売電金額と節約金額（電気の自給自足）で、おおよそ10年程度で設置コストを回収できると言われています。

政府が薦めるゼロエネルギー住宅で、「エネルギーを創る」機器として一番採用されているのが、太陽光発電システムです。ゼロエネルギー住宅に認可されると補助金を受けることが出来るだけでなく、住宅ローンの金利も優遇される場合があります。私たちは、住宅性能を高める材料や、省エネ設備機器などベストな組み合わせで提案し、ゼロエネ住宅をご提供します。

よくご質問を受ける中の1つですが、質量的にはパネル1枚15.5kg程度、架台は5kg程度となります（メーカーにより異なります）。

平均である4.5kWを載せようとした場合パネルの枚数は18～20枚程度になりますので総質量は20枚の場合で410kgという事になりますが、1か所に410kg質量がかかるわけではない為、御心配には及びません。

個人的な考え方ですが体重70kgの男性が6人屋根に寝転がっても、家は何の問題もないと言う考え方ですが、いかがでしょうか？　ご安心頂ければ幸いです。

台風のような強風にも耐えられる架台となっております。弊社の使用する架台はメーカー推奨の商品を採用して施工させていただきます。メーカーの架台保証もついておりますので、ご安心して頂けると思います。保証期間は、私たちが設置させて頂く太陽光はメーカーの長期保証が付いています。

モジュール出力	25年間〈無償〉
機器保証	15年間〈無償〉
施工保証 （雨漏れ保証）	10年間〈無償〉
カラーモニター	2年間〈無償〉

と、充実した保証内容となっております。
地震以外の破損や故障、出力低下など長期間の保証と、迅速な対応をしていますのでご安心ください。